Freelance Growthコラム
個人サイト・ポートフォリオ

フリーランスにホームページは必要か。紹介で仕事が回っている人ほど持っておきたい理由と、まだ要らない人の見分け方

公開 2026.10.21文:Freelance Growth編集部

フリーランスの多くは、いまも人づてで仕事を見つけています。フリーランス協会の『フリーランス白書2025』(2025年3月発行)では、仕事を見つける経路として「人脈(知人の紹介含む)」を挙げた人が72.8%、「過去・現在の取引先」が61.0%でした(複数回答)。それなら自分のホームページは要らないのか、というと、答えは逆です。紹介された相手は、連絡をくれる前にあなたの名前を調べます。そのとき「何ができて、いくらくらいで、どう頼めばいいか」が1ページで分かる場所があるかどうかは、相談するかどうかの判断に影響します。

以下では、ホームページが効く場面と効かない場面、SNSやポートフォリオサービスとの違い、持つべき人とまだ要らない人の条件、最初の1ページに載せる中身を扱います。なお、東京企画もフリーランス向けの個人サイト制作を提供しています。ホームページがまだ要らない人の条件も、そのまま書いています。

Freelance Growthは、フリーランス・副業人材向けの個人サイト制作と集客支援です。初期サイト制作費0円、月額9,800円(税別)から。実績・サービス・料金・相談窓口を1ページにまとめます。自分の「確認される1ページ」を持ちたい方へ

1. 紹介中心でもホームページは要るのか

要ります。ただし役割は「新しい人を集める場所」より先に、「紹介された人が確かめに来る場所」です。

『フリーランス白書2025』の数字を並べると、仕事の入口と営業の道具のずれが見えます。

項目割合
人脈(知人の紹介含む)から仕事を見つける72.8%
過去・現在の取引先から仕事を見つける61.0%
自分自身の広告宣伝活動(Web・SNS・新聞・雑誌など)から仕事を見つける33.4%
営業ツールとしてSNSアカウントを使っている49.3%
営業ツールとしてホームページを使っている38.8%

出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会『フリーランス白書2025』(2025年3月発行、調査期間2024年11月1日〜12月14日、集計対象1,053人、複数回答)

紹介や既存の取引先で仕事を得ている人が多数派なのに、ホームページを営業に使っている人は4割弱です。紹介はたいてい「○○さんという人がいて」という一言で始まります。言われた側は、名前やSNSのアカウントで検索し、実績や頼める範囲を確かめてから連絡するかを決めます。ここで古い投稿が並ぶSNSしか見つからないと、紹介した人の言葉を裏づける材料が手元に残りません。

ポイント

紹介で仕事が来る人にとってのホームページは、紹介者の「この人なら大丈夫」を裏づける資料です。集客の前に、まず取りこぼしを減らす道具として考えると、必要かどうかを判断しやすくなります。

2. ホームページが効く場面と、効かない場面

効くのは、相手があなたを「調べてから」連絡する場面です。逆に、相手がすでにあなたをよく知っている場面では、ほとんど差が出ません。

場面ホームページの役割効き方(目安)
知人から紹介された会社が、連絡の前に名前で検索する実績・できること・料金の目安を確かめる場所大きい
過去の取引先の担当者が異動し、後任が引き継ぐ何を頼んでいた人かを説明する資料大きい
提案書や見積もりに添えるURLが欲しい経歴・実績を毎回作り直さずに済む中くらい
単価を上げたい、得意分野を絞りたい「何の専門家か」を言い切る場所中くらい
長く付き合いのある1社からだけ仕事を受けている説明する相手がいない小さい
クラウドソーシングの中だけで受注している評価はサービスの中で完結する小さい

表の上半分に当てはまる人は、ホームページがないことで見えない機会を失っているかもしれません。紹介が「来なかった」のではなく、「調べた結果、連絡されなかった」ケースは、本人には見えないからです。

3. SNSやポートフォリオサービスと、何が違うのか

SNSは「見つけてもらう」のに向き、ホームページは「判断してもらう」のに向いています。どちらか一方ではなく、役割を分けて考えます。

置き場所得意なこと苦手なこと
X・Instagram人柄や考え方が伝わる。新しい人に見つけてもらえる投稿が流れる。料金や依頼の流れを整理して見せにくい
ポートフォリオ共有サービス作品を並べて見せられる作品以外(進め方・料金・頼める範囲)を伝えにくい。サービスの仕様に左右される
クラウドソーシングのプロフィールサービス内の評価がそのまま信用になるサービスの外から来た人には見せにくい。直接の相談窓口にならない
自分のホームページ実績・サービス・料金・相談窓口を1か所にまとめられる作るだけでは人が来ない。中身を更新し続ける必要がある

ホームページの弱点は「作るだけでは人が来ない」ことです。だからこそ、SNSで見つけてもらい、ホームページで判断してもらい、フォームから相談してもらう、という順番で組み合わせるのが筋のよい使い方です。SNSのプロフィール欄や提案書のURLを、すべてこの1ページに向けておくと、どこから来た人も同じ情報にたどり着きます。

4. ホームページを持つべき人、まだ要らない人

判断の軸は「あなたを知らない人が、あなたを調べる機会がどれだけあるか」です。

持っておきたい人

  • 紹介で新しい会社とやり取りすることが年に何度かある
  • 提案のたびに、経歴や実績の資料を作り直している
  • 単価を上げたい、または得意分野を絞って打ち出したい
  • 副業から独立を考えていて、会社員の肩書き以外の名刺が欲しい
  • 取引先が1〜2社に偏っていて、次の入口を作っておきたい

まだ急がなくてよい人

  • 取引先が固定されていて、当面増やすつもりがない
  • 何を仕事にするかがまだ定まっていない(先に提供するサービスを決めるほうが先)
  • 見せられる実績が1件もなく、守秘義務で過去の仕事も出せない

最後の項目は、実績が少ないから要らない、という意味ではありません。守秘義務で出せない仕事でも、「業種」「担当した範囲」「期間」のように名前を伏せた書き方で見せることはできます。どう見せるかを整理するところから相談することもできます。

職種や今の取引の状況をうかがって、何を載せれば「この人に頼めそう」と思ってもらえるかを一緒に整理します。実績が少ない段階でもご相談いただけます。自分は「持っておきたい人」かもしれない、と思った方へ

5. 最初の1ページに載せる5つのこと

最初から何ページも作る必要はありません。相手が連絡を決めるのに要る情報は、次の5つでほぼ足ります。

  1. 何をする人か(一文):「飲食店のメニューと販促物をデザインしています」のように、職種名より一段具体的に書きます。
  2. 実績:3〜6件ほど。成果物だけでなく、依頼の背景と自分が担当した範囲を一言ずつ添えます。
  3. 頼めること・頼めないこと:対応範囲をはっきりさせると、合わない相談が減り、合う相談が来やすくなります。
  4. 料金の目安と進め方:「○万円〜」のような目安と、相談から納品までの流れ。「要相談」だけだと、問い合わせのハードルが上がりがちです。
  5. 相談の窓口:問い合わせフォーム。返信の目安(例:2営業日以内)も添えると、相談する側が待つ間に不安になりません。

自宅の住所や個人の携帯番号は、企業とだけ取引する場合は載せなくて構いません。活動している地域(「東京都内」など)だけでも、対面の打ち合わせが可能かどうかは伝わります。ただし、個人のお客様からサイト経由で申し込みを受ける場合は、特定商取引法の「通信販売」に当たり、氏名・住所・電話番号などの表示が必要になることがあります。事業者との取引は適用の対象外ですが、個人からの依頼も受けるなら、消費者庁の特定商取引法ガイドで確認してください。

6. 自作・単発の外注・月額制、どう選ぶか

作り方は大きく3つあり、どれが合うかは「お金」より「公開後に誰が手を入れるか」で決まります。

作り方初期の負担公開後の更新向いている人
自作(作成ツール・ブログサービスなど)費用は小さいが、作る時間がかかる自分で直す費用を抑えたい人、作る時間を取れる人、Web制作が本業の人
単発で外注まとまった制作費がかかる追加の依頼ごとに費用と時間がかかる内容が固まっていて、しばらく変えない人
月額制で外注初期の負担が小さい月額の範囲で手を入れてもらえる本業の時間を削りたくない人、実績が増えるたびに更新したい人

フリーランスのホームページは、実績が1件増えるたびに古くなります。作った時点が一番新しく、そこから少しずつ実態とずれていくものです。本業が忙しい時期ほど更新が止まりやすいので、「更新を誰がやるか」を先に決めておくと、作ったまま放置するのを防げます。

7. Freelance Growthで持つ場合

Freelance Growthは、フリーランス・副業人材向けに、個人サイト(サービスサイト)の制作と集客を月額で支援するサービスです。運営は東京企画合同会社です。

  • 初期サイト制作費は0円。月額9,800円(税別)からです。
  • いちばん小さいプラン(STARTER)は、1ページの個人サイトの制作と基本保守。ポートフォリオ掲載、サービス・料金の紹介、問い合わせフォーム、スマートフォン対応を含みます。
  • STARTERでページを増やす場合は、1ページごとに月額2,000円(税別)が加わります。
  • SNS(XまたはInstagram)の運用代行や、Google検索広告の運用を含むプランもあります。広告に出稿する費用は別途ご負担いただきます。
  • 最低契約期間は6ヶ月です。解約などの詳しい条件は、ご相談時にご案内します。
  • 案件の獲得や問い合わせの件数を保証するサービスではありません。相談につながる入口を整えるところを支援します。

よくある質問

副業でもホームページを持つ意味はありますか

あります。会社員の肩書きとは別に「個人として何を頼めるか」を示す場所になるからです。副業の範囲で受けられる仕事量や連絡のつく時間帯を書いておくと、相手も依頼の規模を考えやすくなります。勤務先の就業規則で副業の扱いや公開してよい情報が決まっている場合は、そちらを先に確認してください。

実績が少ないうちに作っても逆効果になりませんか

件数だけでなく、1件ごとの説明の質も見られます。依頼の背景、自分が担当した範囲、どう工夫したかが書かれていれば、2〜3件でも判断材料になります。自主制作や過去の職場での経験を、出せる範囲で載せる方法もあります。

SNSのプロフィールにリンクを貼るだけでは足りませんか

SNSで興味を持った人が「具体的に何を頼めるか」「いくらくらいか」を知りたくなったとき、その答えがまとまった場所が要ります。リンク先が作品の一覧だけだと、そこで止まってしまいがちです。料金の目安と相談の窓口までそろった1ページにつなぐと、興味が相談に変わる道ができます。

ホームページを作れば仕事は増えますか

作っただけで増えるとは限りません。人が来る経路(紹介・SNS・検索・広告)があって、はじめて相談につながります。まずは今ある紹介や取引先からの流れを取りこぼさないこと、次にSNSなどから人を呼ぶこと、という順番で考えると無理がありません。

まとめ

  • 人脈や既存の取引先から仕事を見つけている人が多く(『フリーランス白書2025』で72.8%と61.0%、複数回答)、紹介された相手は連絡の前にあなたを調べる。
  • ホームページの第一の役割は、その「調べる」に答えること。SNSは見つけてもらう場所、ホームページは判断してもらう場所と分けて考える。
  • 知らない人に調べられる機会がある人は持っておきたい。取引先が固定で増やす予定がない人は急がなくてよい。
  • 最初は1ページで足りる。何をする人か、実績、頼める範囲、料金の目安と進め方、相談窓口の5つをそろえる。
  • 作り方は「公開後に誰が更新するか」で選ぶ。
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出典

  • 一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会『フリーランス白書2025』(2025年3月発行)
  • Freelance Growth 料金プラン・よくある質問(2026年10月20日確認)
  • 消費者庁 特定商取引法ガイド「通信販売」(適用除外:特定商取引法 第26条1項1号)

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